ホワイトニングの色戻りってある?
ホワイトニングを行って輝く白い歯を手に入れたとしても、時間が経つと元の色に戻ってしまうのでしょうか。
ホワイトニングは色戻りする
残念ながらホワイトニングは一生もつものではないため、時間の経過とともに色が戻りはじめます。
さらに、タバコを吸う方や、コーヒーやワインなどが好きな方は、歯にヤニや着色汚れがつきやすくなるため、通常よりも早く色戻りが起きてしまうでしょう。
どれくらいで色戻りする?
ホワイトニングは時間が経てば色戻りが起きてしまうとはいえ、施術後すぐに色戻りするというわけはありません。色が戻ったように感じるのは、歯の白さに目が慣れることによって、そう感じるケースも多いようです。
色戻りの目安としては、以下のとおりです。
・オフィスホワイトニング:3~6か月程度
・ホームホワイトニング:6~12か月程度
ただし、日常生活の心がけで色戻りを防ぎ、ホワイトニングの効果を持続させることも可能です。
次の章では、ホワイトニング後の色戻りを防ぐ対策を紹介していきます。どれも簡単にできるものばかりですので、ぜひ試してみてください。
ホワイトニング後に色戻りしないためには
ホワイトニング後に色戻りをしないためには、以下の4つの対策が効果的といわれています。
・口をゆすぐ
・定期検診を受ける
・ホワイトニング用の歯磨き粉を使う
・定期的にホワイトニングを行う
ひとつずつ順番に見ていきましょう。
口をゆすぐ
歯の黄ばみや着色汚れは、歯に着色したステインが原因のひとつです。ステインは、食べ物や飲み物に含まれているポリフェノールなどが唾液中のタンパク質と結合したものです。
濃い色の食べ物(醤油、ソース、カレーライスなど)や、飲み物(赤ワイン、コーヒー、紅茶など)を摂取すると、歯にステインが付着しやすくなります。
可能であれば、ステインが付着しやすい食べ物や飲み物を控えた方がホワイトニングの効果は持続しやすいのですが、身近な食材に関しては控えることが難しい場合もありますよね。
もし、ステインが付着しやすい食べ物や飲み物を口にした場合は、直後に口をゆすぐといいでしょう。口をゆすぐことで、歯の着色汚れを予防することにつながります。
定期検診を受ける
歯医者さんに定期的に通えるならば、定期検診の際に歯のクリーニングもしてもらいましょう。付着して間もない着色汚れであれば、簡単に落とすことができます。
ちなみに、定期検診を受けることで虫歯や歯周病の予防にも効果があるため、お口全体の健康も維持できます。歯周病は糖尿病や脳卒中、脳梗塞などの病気リスクを高める恐れがあるため、定期検診を受けて早めの対策をとることは体の健康を守るためにも重要です。
定期検診は年3~4回ほどの通院で、1回あたり2,000円~3,000円の費用がかかります。仕事が忙しい方にとっては時間の捻出が難しいかもしれませんが、ホワイトニング効果と歯の健康を維持するために、ぜひ定期検診を受けてみてはいかがでしょうか。
ホワイトニング用の歯磨き粉を使う
色戻りを防ぐために自宅でできる対策としては、ホワイトニング用の歯磨き粉を使う方法があります。
毎日の歯磨きにホワイトニング用の歯磨き粉を使うだけで、歯の着色汚れを防ぐ効果が期待できるでしょう。
ホワイトニング用の歯磨き粉はドラッグストアなどでも購入できるため、気軽に行えるのも嬉しいポイントです。価格も使い心地もさまざまですので、自分に合った歯磨き粉を探してみてください。
ホワイトニングも定期的に
ホワイトニング直後の白さをキープしたい場合は、ホワイトニングを定期的に受けるのもおすすめです。追加で行われるホワイトニングは「タッチアップ」とも呼ばれ、通常のホワイトニングよりも低価格で施術してくれるところもあります。
また、ホワイトニングを行っている歯医者さんの中には、色戻りを防ぐための特別メニューや、効果を高めてくれるクリーニングなどを実施していることもありますので、事前にメニューを調べたり、カウンセリングで質問をしたりするといいでしょう。
まとめ
ホワイトニング後の色戻りと、色戻りを防ぐ方法について詳しく解説してきました。
ホワイトニングの効果は一生続くものではないため、時間の経過や生活習慣によって色戻りが起きてしまうことがあります。とはいえ、すぐに色が戻るわけではなく、半年から1年ほどで効果が落ちはじめたと感じることが多いでしょう。
色戻りを防ぐためには、色の濃い食べ物や飲み物を口にしたときにゆすいだり、ホワイトニング用の歯磨き粉を使用したりするなど、日常生活の中で気をつけることができます。
しかし、ホワイトニング直後の輝きを取り戻すためには、タッチアップで定期的なホワイトニングを行う方法が効果的です。
歯が白くなると顔周りを明るく見せてくれるだけでなく、心も明るく前向きな気分になります。
ぜひこの記事を参考にして、自分に合ったホワイトニングの方法を見つけてみてくださいね。