ホワイトニングの限界とは?歯の白さをキープするための方法も解説

「ホワイトニングに限界はあるの?」と疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。ホワイトニングをすることで、歯本来の自然な白さを目指せます。ただし、目指せる歯の白さには個人差があるため、自分に合ったホワイトニングの方法を選ぶことが大切です。今回は、ホワイトニングで目指せる白さの限界や、ホワイトニングの種類について解説します。歯の白さをキープするための方法もご紹介するので、ホワイトニングに興味を持っている方はぜひ参考にしてください。


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ホワイトニングはどこまで白くできる?

ホワイトニングをする際は、歯の白さの数値をS2~S40まで表した「シェードガイド」という歯のサンプルを使って、白さを測定します。日本人の歯の平均の白さはS30~S32程度であり、ホワイトニングで目指せる白さはS12~S14程度です。

ホワイトニングに限界があるといわれる理由には、日本人の歯の性質が関わっています。日本人の歯は、表面を覆うエナメル質が薄いので黄ばみのある象牙質が目立ちやすく、ホワイトニングをしても白くなりにくいといわれているのです。

一方で、芸能人のような真っ白な歯を目指すなら、S2~S4程度の白さを目指す必要があります。ただしその白さはホワイトニングによるものではなく、ラミネートベニアやセラミックを被せていることがほとんどです。これらの方法は健康な歯を削ることになるため、あまり推奨はできません。

ホワイトニングで目指せる歯の白さには個人差がありますが、基本的には歯本来の自然な白さを目指せます。ホワイトニングをする際は、自分に合った方法で行うことが大切です。

ホワイトニングをするならどれが良い?

ホワイトニングには、主に下記の3種類の方法があります。

・オフィスホワイトニング
・セルフホワイトニング
・ホームホワイトニング

これらの方法は、歯が白くなるまでの期間・値段・施術方法などがそれぞれ異なります。ホワイトニングは自分に合った方法で行うことにより、効果が得られやすくなるといわれています。

以下でホワイトニングの3種類の方法について詳しく解説するので、自分に合った方法を探してみてください。

歯の白さを短期間で実感したいならオフィスホワイトニング

オフィスホワイトニングは、ほかの方法と比較して効果が早く表れやすいのが特徴です。そのため、短期間で歯の白さを実感したい方に向いています。

オフィスホワイトニングは、強力な薬剤と特殊な光を使います。施術にかかる時間は約30分~1時間半程度です。歯科医院などの専門機関で行われるため、歯や歯茎に痛みが出たときもすぐに対応してもらえます。

ただし、1回の施術で約10,000円~30,000円と費用相場は比較的高いのがデメリットです。クリニックによっては、1回50,000円~70,000円ほどかかる場合もあります。また、強力な薬剤を使用しているため、歯や歯茎に痛みが生じる可能性があり、注意が必要です。

費用を抑えながらも短期間で効果を得たいならセルフホワイトニング

セルフホワイトニングは、費用を抑えながらも短期間で効果を得たい方におすすめです。セルフホワイトニングサロンに通い、自身でLED照射を行うことによって歯を白くします。歯の着色汚れを目立たなくすることで、ナチュラルな歯の白さに戻せるのが特徴です。

費用相場は、1回の照射で約 3,000 円~5,000円程度と比較的安価なため、無理なく続けられるのがメリットです。また、歯や歯茎の負担になりにくいホワイトニング溶液を使用するため、痛みを抑えられます。

セルフホワイトニングは、初めてホワイトニングに挑戦する方や、歯や歯茎の痛みを抑えたい方におすすめの方法です。

自宅で手軽にホワイトニングしたいならホームホワイトニング

自宅で手軽にホワイトニングしたい方には、ホームホワイトニングがおすすめです。低濃度の薬剤を塗布したマウスピースを、約1~2時間ほど歯に装着します。歯の内部(象牙質)から徐々に白くしていくため、歯の色が後戻りしにくいのがメリットです。

費用相場は約15,000円~30,000円ほどです。刺激の少ない溶液を使用するため、歯や歯茎への負担が少なく、知覚過敏になりにくいといわれています。歯科医院への通院が不要なので、自宅で手軽に続けやすいのも魅力です。

ただし薬剤の濃度が低い分、歯が白くなるまでに時間がかかりやすいのがデメリットといえます。短期間で歯を白くしたい方は、セルフホワイトニングやオフィスホワイトニングがおすすめです。

ホワイトニングで歯が白くならない人の特徴

ホワイトニングで歯が白くならない人の特徴は下記のとおりです。

・歯の神経が死んでいる
・入れ歯・差し歯をしている
・歯の汚れや加齢による着色がある

それぞれ詳しくみていきましょう。

歯の神経が死んでいる

歯をぶつけたり、転んだりすることで歯の神経が死んで変色している場合、ホワイトニングで白くすることができません。神経が死んだ歯は内部から変色しているため、歯の外部から白くするホワイトニングの方法は効果が得られないのです。

歯の神経が死んでいる場合は、「ウォーキングブリーチ」という方法で白くできる可能性があります。ウォーキングブリーチとは、歯の内側に溶液を入れて白くする方法です。神経を抜いた際に開けた穴に溶液を入れることで、歯の内側から白くしていきます。

費用相場は、1回の施術で5,000円~20,000円程度です。歯科医院ごとに料金設定が異なるため事前にチェックしておきましょう。

入れ歯・差し歯をしている

入れ歯・差し歯をしている場合もホワイトニングはできません。ホワイトニングは天然の歯を白くする方法なので、プラスチックでできた差し歯や詰め物には効果がないといわれています。

ホワイトニングをする際に、前歯などの目立つ場所に詰め物や差し歯がある場合は注意が必要です。天然の歯だけが白くなり、詰め物は白くならずにそのままの色で残ってしまう場合があります。

差し歯・詰め物がある場合は、日頃から清潔に保つことで、変色しないように気をつけましょう。

歯の汚れや加齢による着色がある

歯の汚れや加齢による着色がある場合、ホワイトニングの効果が十分に得られない可能性があります。タバコのヤニや歯石などの汚れがある場合は、クリーニングをしてからホワイトニングを行いましょう。

また、加齢により象牙質の色が濃くなっていることも、ホワイトニングで歯が白くなりにくい原因と考えられます。歯の表面にあるエナメル質が加齢によって薄くなり、黄色味を帯びた象牙質が目立ってしまうのです。

歯の象牙質の部分はホワイトニングで白くすることが難しいため、気になる方は歯科医に相談しましょう。

ホワイトニングによる歯の白さを保つには?

ホワイトニングによる歯の白さを保つには、主に下記の4つの方法があります。

・着色しやすい飲食物は控える
・ホワイトニング用の歯磨き粉を使う
・タッチアップをする
・歯科でクリーニングを受ける

ホワイトニング後も歯の白さを保つためには、着色汚れがつかないように気を付けることが大切です。歯の白さを長く保つための4つのポイントについて、以下で詳しく解説します。

着色しやすい飲食物は控える

着色しやすい飲食物を控えることで、歯の白さをキープできます。ホワイトニング直後は、歯の表面を覆うペクリルという保護膜が剥がれている状態です。歯に色が付きやすくなっているため、ホワイトニング後の飲食には注意しましょう。

着色しやすい飲食物として、下記のような色の濃い食べ物・飲み物が挙げられます。

・カレー
・チョコレート
・コーヒー
・赤ワイン
・ケチャップやソースなどの調味料 など

ホワイトニングを行った後の2時間は、上記のような色の濃い飲食物は控えるようにしましょう。万が一口にいれてしまった場合は、歯磨きをしたり口をすすいだりすることで着色を予防することができます。

ホワイトニング用の歯磨き粉を使う

ホワイトニング用の歯磨き粉を使うことも、歯の白さを保つための方法としておすすめです。ホワイトニング成分が入った歯磨き粉には、歯表面の着色汚れを除去したり、着色を予防したりする有効成分が配合されています。

ホワイトニング用の歯磨き粉の主な成分は下記のとおりです。

・分割ポリリン酸ナトリウム
・ヒドロキシアパタイト
・ポリエチレングリコール(PEG)
・ポリビニルピロリドン(PVP)

どの歯磨き粉を使えば良いか迷う場合は、歯科医院で推奨されたものを使用すると良いでしょう。

タッチアップをする

歯の色が戻り始めた場合は、タッチアップを受けるのがおすすめです。タッチアップとは、追加でホワイトニングの施術を受けることをいいます。色戻りした歯を再び白くすることができるため、定期的に受けることが大切です。

タッチアップを受ける頻度は、ホワイトニングの白さが継続する期間を目安に行うと良いでしょう。オフィスホワイトニングなら3ヶ月~6ヶ月ごと、ホームホワイトニングなら6ヶ月~1年ごとに行うの がおすすめです。

ただし口内の環境によって後戻りの期間が異なるため、定期的に歯科医院でチェックしてもらいましょう。

歯科でクリーニングを受ける

歯科医院で定期的にクリーニングを行うことも、歯の白さを保つうえで大切です。専用の機械でプラーク・歯石・着色汚れなどを落とすことによって、歯の白さがキープしやすくなります。

クリーニングは歯の白さを保つだけでなく、虫歯や歯周病の予防にもつながるため定期的に行うことがおすすめです。

まとめ

ホワイトニングで目指せる白さには個人差がありますが、基本的には歯本来の自然な白さを目指せます。ホワイトニングにはさまざまな種類があるため、目的に応じて自分に合った方法を選びましょう。

また、ホワイトニングによる歯の白さをキープするためには、着色しやすい飲食物を避けたり、定期的にクリーニングを行ったりすることが大切です。歯の黄ばみや汚れが気になる方は、ホワイトニングで清潔感のある白い歯を手に入れましょう。

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