10代の未成年でのホワイトニングについて
最初に10代でもホワイトニングができるのかどうか、大人と比べて効果に違いはあるのかどうか見ていきましょう。
未成年でもホワイトニングは可能
未成年だとホワイトニングができないという話を聞いたことがあるかもしれません。たしかに以前は未成年のホワイトニングが禁止されていました。当時の薬剤は、成長しきった歯に使用することを前提としていたためです。
現在では歯や歯茎に優しいホワイトニング剤も開発されており、10代の学生でも施術が可能になっています。
しかし、歯科医院によっては未成年の人にはホワイトニングをお断りしているところも多いです。乳歯や永久歯に生まれ変わったばかりの歯はエナメル質が未成熟で、刺激を受けやすいからです。
未成年のホワイトニングに対応している歯科医院でも、12歳以上や18歳以上など年齢によって対応が異なる場合や、保護者の同意書が必要な場合もあります。
未成年でのホワイトニング効果
未成年の場合には、大人よりもホワイトニングの効果を実感しやすい傾向にあります。歯の着色汚れの元となるステインの蓄積が大人よりも少ないためです。
ステインの蓄積が多い場合は、効果が出るまで何度か歯科医院に通って施術を受けなければなりません。しかし、軽い着色汚れであれば1~2回程度で済むこともあります。
学生でもできる!自宅でできるホワイトニング3つの方法って?
ホワイトニングは、歯科医院で施術を受ける方法のほかに自宅で行うものもあり、学生でもできます。主に次の3つの方法があるので見ていきましょう。
1.歯医者さんでのホームホワイトニング
歯科医院へ通いますが、施術を受けるのではなく患者自身が自宅でホワイトニングを行う方法です。最初に歯型を取って専用のマウスピースを作ります。そのマウスピースに専用の薬剤を塗布して毎日装着するというやり方です。
マウスピースのメンテナンスは水で洗うだけで完了するため、誰でも簡単に行えます。費用も5,000~10,000円程度とそれほど高くはありません。初めてホワイトニングを行う人に最適でしょう。
ホームホワイトニングでは、2週間から4週間程度で健康的な歯の色に戻ったと実感できます。やや時間がかかりますが、白くなった後は長持ちしやすいです。ただ、できるだけ早く歯を白くしたい方には向かないかもしれません。
2.市販のホームホワイトニングキット
市販のホームホワイトニングキットを使用すれば、誰でも自分でホームホワイトニングができます。もっとも手軽にできるホームホワイトニングの方法です。
しかし、中には刺激の強い薬剤もあるため注意しましょう。誤った使い方をすると歯や歯茎を痛めてしまう可能性もあります。
もし、どのホームホワイトニングキットを選べば良いのか分からない場合には、歯科医師に相談してみるのが望ましいです。
3.デンタルサロンでのセルフホワイトニング
デンタルサロンというのは、セルフホワイトニングを行えるサロンのことです。ホワイトニングを行うのに必要な道具が揃っており、それを使って行います。年齢制限がないサロンがほとんどのため、学生でも問題なく利用可能です。
ただし、スタッフは医療従事者でない場合がほとんどです。そのため、施術前に虫歯や歯周病などのチェックをするようなことはできません。また、強い作用の薬剤は歯科医師がいないと使用できないため、刺激が少ない溶液を使用します。
料金は歯科医院のホームホワイトニングよりも安めであるため、学生を中心に若い人たちに人気です。しかし、ホワイトニングを行っている最中に痛みが出たり、違和感を覚えたりしたようなときでも歯科医院のような対応はできません。基本的に自己責任だという点に留意しておきましょう。
学割は効く?学生がホワイトニングする際に注意したいこと!
学生にとって始めやすいのは、デンタルサロンと市販のホームホワイトニングキットを使用する方法です。では、それぞれの注意点について見ていきましょう。
デンタルサロンでは学割が可能
デンタルサロンは低料金でホワイトニングを行えるのが魅力です。学生の場合には学割も利用できるため、さらにお得になります。
学割を利用する場合には、受付をするときに学生証を確認されるため、忘れずに持参して行きましょう。学生証を忘れると通常料金になってしまいます。
そして、あくまでセルフホワイトニングです。先ほどお伝えしたとおり、何かあっても自己責任だという点をよく理解した上で利用しましょう。不安な場合には、施術前に歯科医院に行って検診を受けておくのが無難です。
もし、虫歯などが発見された場合には、治療を済ませてからホワイトニングを行うようにしましょう。
市販のセルフホワイトニング
市販のセルフホワイトニング用品は歯本来の白さを取り戻すためのものです。数百円程度で購入でき、高いものだと数千円程度かかります。
また、研磨剤入りのものは避けたほうが良いでしょう。研磨剤は歯の表面に付着した汚れを削り取って落とすことが可能ですが、一方で歯の表面を傷つけてしまうことがあります。知覚過敏につながってしまったり、着色しやすくなったりする恐れがあるため、低研磨性のものや無配合のものを使用しましょう。
まとめ
ホワイトニングは学生でもできますが、歯科医院では対応状況が異なります。市販のホームホワイトニングや、デンタルサロンのセルフホワイトニングなら、安いということもあり学生に人気です。ただ、基本的に自己責任になるため、誤った方法でやってしまわないように注意しましょう。