ホワイトニングで後悔しないために!失敗談と気を付けるべきこと

「歯のホワイトニングをやってみたい!」と考える方は多いと思います。綺麗な歯であれば笑顔にも自信が持てますし、気持ちも前向きになれますよね。 ホワイトニングができる場所はどんどん増えてきており、気軽に行えるようになってきました。 最近では歯医者さんだけでなく、美容サロンや整体院などでも行えるホワイトニングも登場し、より身近な美容として注目されています。 しかし、ホワイトニングを受ける敷居が低くなってきた半面、「思っていた仕上がりと違う」「失敗しちゃった」「歯が痛くなった」など、良い面だけではない声も聞こえてきます。 そこで今回はホワイトニングで失敗してしまう理由と、気を付けておきたいポイントをご紹介します。


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やって後悔?ホワイトニング失敗談


ここでは、よくあるホワイトニングの失敗談について紹介します。

歯・歯茎が痛くなってしまった

虫歯があるわけではないのに、歯医者さんでホワイトニングを受けた後から歯や歯茎が痛い・しみるといった症状が出る方がいます。

これは一時的に知覚過敏になっている可能性が考えられます。歯の表面にはペリクルと呼ばれる歯の表面を保護する膜があります。このペリクルがホワイトニングの薬剤によって一時的に剥がれてしまい、歯が無防備な状態となります。

そのため外部からの刺激を受けやすくなり、冷たい食べ物や飲み物で歯がしみて痛い、ひどい場合は息を吸うだけでもしみるといった症状が現れることがあります。ペリクルは普段の生活で徐々に再生されるため、知覚過敏も少しずつ和らいでいきます。

その他にも、歯の象牙質に刺激が伝わる事で知覚過敏を引き起こすことがあります。

歯は象牙質の周りをエナメル質が覆い保護しています。

しかし、歯ぎしりやくいしばりなどの日常生活でやってしまうクセ、先天性の原因、事故などの後天性の原因といった何らかの理由により歯の表面が削れ、象牙質が露出してしまうことがあります。

そうなるとエナメル質より弱い象牙質に直接薬剤の刺激が伝わり、強い知覚過敏となってしまいます。

色にムラができてしまった

歯のコンディションによって色ムラが出ることがあります。

見た目では同じに見えても、歯一本ずつそれぞれに状態が違うため、薬剤の浸透もそれに合わせてばらつきが生じます。そうすると結果にも差が出てきてしまうことがあります。

ホワイトニングは通常、数回に分けて行うため、その都度色ムラを補正するように施術を受けることで改善されるでしょう。

しかし、もともと歯に斑点などの色ムラがあったりすると、ホワイトニングを重ねるごとに逆に目立ってきてしまうなど、改善されないケースもあります。

また、ホワイトニングでは銀歯やセラミックなどの詰め物を白くすることはできないため、詰め物との色の差が目立つことがあります。

歯が逆に黄ばんでしまった

歯を守っているペリクルはホワイトニングを行うことで剝がれてしまいます。

そしてペリクルがなくなった歯は無防備な状態になり、着色汚れが付きやすくなります。ペリクルは再生されるまでに時間がかかるめ、その隙に着色汚れで歯が黄ばんでしまうことがあります。

歯の表面が荒れてしまった

歯医者さんで行うホワイトニングは、過酸化水素や過酸化尿素などの漂白効果のある薬剤を使用します。薬剤を使用することで、本来透明な歯の表面のエナメル質は曇りガラスのように変化します。

透明だと光がそのまま通ってしまいますが、曇りガラスのようになると反射し、歯が白く見えます。

このように、歯の表面を変化させることでしばらくの間は歯の表面がザラザラした状態になり、荒れたように感じることがあります。

思っていた白さに近づかなかった

ホワイトニングを受けた後、「期待していた白さに達しなかった」と感じることがあるかもしれません。これは、ホワイトニングの効果に個人差があるためです。歯の色はもともと遺伝的な要因や生活習慣によって異なり、ホワイトニングによる白さが出やすい人とそうでない人がいます。

ホワイトニングは1回の施術では白くならないケースが一般的です。オフィスホワイトニングの場合、2~3回の施術を行うことで、理想に近い白さが得られるといわれています。自然な白さや持続性も増すため、複数回の施術を視野に入れておくことが大切です。

また、ホワイトニングには自宅で行うホームホワイトニングもありますが、即効性はオフィスホワイトニングほどではありません。一般的には数週間から数か月の期間をかけて徐々に効果が現れるため、短期間で結果を求める方には不向きです。

ただし、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用することで白さを長持ちさせる効果が期待できるため、目的に応じて施術方法を選ぶと良いでしょう。

なんで?ホワイトニングの失敗

ここでは、ホワイトニングが失敗する主な原因について紹介します。

ホワイトニングの知識が足りなかった

ホワイトニングを行っているときは歯のペリクルが剥がれている無防備な状態です。
このときにコーヒーやカレー、ケチャップなどの色の濃い飲食物を取ってしまうこと、喫煙をすることは避けるべきです。

せっかくホワイトニングをしたのにすぐに着色汚れで歯が黄ばんでしまうかもしれません。

さらに、ホワイトニング直後はミカンやレモンなどの柑橘類や、コーラやサイダーなどの炭酸飲料といった酸性の飲食物の摂取も控えましょう。

エナメル質が弱くなっている時に酸性が強いものを食べると、脱灰という現象が起こりやすくなり、歯がさらに弱くなってしまう可能性があります。

ホワイトニングの注意点を守らなかった

歯科医で行うホワイトニングは事前に歯医者さんからメカニズムや注意点の説明を受けることになります。

このときによく理解しなかったり、注意点を守らなかったりすると思わぬトラブルが発生してしまう恐れがあります。

例えば、決められた時間を超えてホワイトニングを長時間行ってしまうなど、勝手な自己判断でホームホワイトニングを行うことは、歯に対してダメージが発生してしまう一因となる可能性があります。

エナメル質が薄かった

何らかの理由によりエナメル質が薄くなっていると、知覚過敏になりやすいです。生まれつき薄かったり、歯ぎしりや虫歯でエナメル質にダメージが加わっていることもあります。

 

ホワイトニングの際は歯医者さんに状態をしっかりチェックしてもらいましょう。

施術や薬剤が適切ではなかった

歯医者さんでの施術方法や薬剤濃度が不適切であることも失敗の原因です。

通常であればまず口内の状態をチェックし、虫歯や歯周病があれば先に治療をします。そして口内環境をしっかり整えたうえでホワイトニングを行います。

しかし、ホワイトニングを早くやりたいがために口内環境を整えずに行うことで痛みや炎症が起こってしまうケースがあります。

これで安心!ホワイトニングに失敗しないためのポイント

ホワイトニングで元の色の白さに近づくためにも、意識すべきポイントを紹介します。

継続が必要なことを理解しておく

ホワイトニングはダイエットと同じで、一気に理想の白さにすると思うのではなく、徐々になりたいイメージまで近づけていくことが大切です。

歯の色も状態も人それぞれ違うため、一回で白くなる度合いもバラバラです。

時には使用する薬剤や方法を変えて試してみることも必要でしょう。

どの方法でホワイトニングをするのが自分にはベストなのか、歯医者さんと相談したり、調べてみたりすることがホワイトニングで失敗しないコツです。

安すぎるホワイトニングには気を付ける

歯医者さんのホワイトニングは他のホワイトニングに比べて高いのが一般的です。

だからと言って相場よりとても安く価格を設定している歯医者さんでホワイトニングをするのは気を付けたほうが良いかもしれません。

表示価格が歯一本当たりの価格なのか、前歯だけなのか、全体の価格なのかなど、確認しましょう。
また、初診とリピートで価格が違うこともあります。

カウンセリングやアフターフォローがちゃんとされるのかどうかも大事なポイントです。

少しでも疑問があるなら、きちんと明確にしてから契約に進むようにしましょう。

ホワイトニングでどこまでできるのかを把握する

大事な予定があるからといって、その日までに急いでホワイトニングがしたい、と思っていても、希望の白さには一度でならないかもしれません。

自分の目指す色がどの方法だとどれくらい期間、費用がかかるかは把握するべきです。

歯医者さんで行うオフィスホワイトニングは即効性が魅力ですが、一度にできる白さには限界があります。

余裕をもってスケジューリングをしましょう。

丁寧にカウンセリングをしてくれる信頼のできる歯医者さんを探す

悲しいことですが、歯医者さんの中には低価格がゆえに雑な施術を行うケースがあります。
きちんとまかせられる歯医者さんかどうか見極めるには、カウンセリングを丁寧に行い、質問に真摯に応え、それぞれに合わせた提案をしてくれるかどうかをしっかりチェックしましょう。
どんなに良い薬剤を使ったとしても、それを使う歯医者さん側がダメであれば後でトラブルになるかもしれません。

ホワイトニング後に着色しやすい食べ物・飲み物を避ける

ホワイトニングを受けた後は、色素沈着が起こりやすくなるため、特に施術後24〜48時間は注意が必要です。この期間は色のついた飲食物を避け、できるだけ色の薄い食べ物を選ぶことが大切です。

ホワイトニング後に避けたほうが良い飲食物の例は、下記の通りです。

・コーヒーや紅茶
・赤ワイン
・カレーなど色の濃い料理
・トマトソース
・醤油やソース類

これらに含まれる色素は、ホワイトニング後の歯に着色しやすいため、施術後しばらくは控えるようにしましょう。また、上記の例にない場合でも、色の濃い食べ物や飲み物はできるだけ避けることが推奨されます。

歯茎に痛みが生じたら直ちに伝える

ホワイトニングの施術時には、歯茎をカバーする保護材をつけた上で薬剤が塗布されるのが一般的です。しかし、歯茎に炎症があったり、歯や歯茎の形状によって保護材で完全にカバーできなかったりすることがあります。その場合、薬剤が歯茎に直接付着してしまい、ピリピリとした痛みを感じることがあります。

もし施術中に歯茎に痛みを感じた場合は、速やかに手を挙げるなどして施術者に伝え、薬剤を拭き取ってもらう必要があります。歯茎の痛みは放置すると炎症につながる可能性があるため、違和感を覚えたら遠慮せず早めに対応をお願いしましょう。

手軽にホワイトニングするなら美歯口ホワイトニングがおすすめ

美歯口ホワイトニングは、忙しい方でも通いやすいサロン型のセルフホワイトニングサービスです。通常のホワイトニングと比較すると費用が安く、1回の施術時間が約30分と短時間で済むため、仕事や家事で忙しい人にも適しています。

ホワイトニングで使う溶液は、食品にも使用される成分が含まれているため、安心して利用できます。また、美歯口ホワイトニングができる店舗は「ホワイトニングネット」で探すことができるため、気になる方はぜひご利用ください。

まとめ

ホワイトニングで失敗することは、実はそれほど多くはありません。きちんと理解し、信頼できる歯医者さんのもとで施術を受けることで、理想の白い歯になれるでしょう。

しかし、決まりを守らなかったり、よくわからないまま施術を受けることで予想していなかったトラブルを引き起こしてしまう可能性があることも覚えておきましょう。