キスするときは気をつけて!口臭の原因とケア方法

恋人とのキスで不安に思うことのひとつが、口臭ではないでしょうか。特に、「口臭がする」と過去に指摘されたことがあると、さらに心配になるものです。 今回は口臭の原因と、口臭対策としてできることを紹介します。


この記事は約7分で読み終わります。

【男性意見】女性にがっかりする瞬間第1位!?

男性に対して行われた調査で、女性にがっかりする瞬間について「口臭」を挙げた男性は60%以上もいました。特に、至近距離で話したり、またはキスをするときに口臭が気になると、がっかりすると答えた男性が多いことがわかります。

さらに、口臭が原因で相手の女性への興味を失ったことがある男性は40%を超えているとの結果も報告されています。

いくら好みの女性でも、口臭がするとキスをしたくなくなってしまう男性は多いということです。恋人との良い関係をキープしたいなら、口臭対策は欠かせないといえます。

出典:「【口臭ケアをしてほしい…!】4割以上の男性が”口臭”が原因で女性に興味を無くしてた!?」(株式会社madoka works)

知っておきたい口臭の原因

口臭対策について考慮する前に、知っておきたいのが口臭の原因です。

口臭の原因は「生理的口臭」と「病的口臭」に分けられます。原因によって対処方法が異なるので、自分の口臭の原因がどれに当たるかチェックしてみましょう。

生理的口臭

生理的口臭は、健康なのに口臭がすることをいいます。女性の場合、口内や内臓の病気がなくとも、以下のような原因で生理的口臭が発生します。

ホルモンバランスの変化

生理前や生理中、妊娠中などのタイミングは、ホルモンバランスに変化が見られる時期です。それにともなって口臭がきつくなることも珍しくありません。

生理前や生理中は、女性ホルモンのエストロゲンの分泌量が減少します。エストロゲンは唾液の分泌と関係があり、エストロゲンの分泌の減少とあわせて、唾液の分泌量も減少します。つまり、生理中は唾液の分泌量が減少してしまい、口腔内が乾燥することで口臭が起きやすくなるのです。

また、妊娠中も同様にホルモンバランスの変化によって、唾液の分泌量が減少します。その結果、口の中で細菌が繁殖しやすくなり、口臭が発生しやすくなります。

ダイエット

ダイエットで食事量が減ると、咀嚼回数も減り、唾液の分泌量が減少します。よって、ドライマウスとなり、口臭が発生しやすくなります。

朝起きたときやお腹が空いているとき

起床時や、お腹が空いているときに口臭がすることがあります。これは、口の中の乾燥などによって口腔内の細菌や雑菌が増えることが原因です。

緊張したとき

緊張すると舌の動きが悪くなり、それによって唾液が流れにくくなります。その結果、口腔内が乾燥し、口臭が起きやすくなります。

病的口臭

口臭には生理的な原因だけでなく、病気や体の不調が原因であること少なくありません。考えられるケースを、下記で紹介します。

歯周病や歯肉炎

口臭の原因として最も多いのが、歯周病や歯肉炎といった歯茎の病気です。いずれも歯周ポケットと呼ばれる歯と歯茎の間のすき間に歯垢などが溜まり、そこで炎症が生じることによるものです。

歯肉炎が進行すると歯周病となり、歯を支える骨にまでダメージが起きます。歯周病になると慢性的な口臭につながるうえ、臭いの強さもきつくなります。

歯垢や舌苔、虫歯

歯垢(しこう)は歯に付着する細菌の塊で、舌苔(ぜったい)は舌の表面を覆う細菌の塊です。いずれも食べカスを主食とする微生物が歯や舌で繁殖することで生じるもので、口臭の原因となることも少なくありません。

また、虫歯によって歯に穴が空くと、そこに虫歯菌や食べカスが溜まり、口臭が起きることもあります。この場合、虫歯を治療することが口臭解消に欠かせません。

口腔内の病気以外にも、消化器系や鼻、喉の病気が口臭の原因となっていることも考えられます。病気の場合は、まずは治療することが大切です。

口臭の改善に効果的な方法4選

口臭がする場合、どのような対策を講じると良いのでしょうか。口臭の改善に効果的な方法を4つ紹介します。

歯磨きの方法を見直す

歯や歯茎に食べカスや歯垢が残っていると、臭いの原因となります。毎日の歯磨きを正しく行って、臭いの元となる食べカスや歯垢を取り除くことが大切です。

きちんと歯磨きをしているつもりでも、歯の表面を磨くだけでは歯と歯の間や、歯と歯茎の境目に食べカスが残っていることがあります。食べカスや歯垢が残りやすい部分にもしっかりとブラシを当てて、磨き残しのないようにしましょう。

<正しい歯磨きの方法>

1.歯磨き粉を1cmほど出し、歯ブラシにつける。
2.歯ブラシを小刻みに動かしながら、1~2本ずつ歯の表面全体→歯の裏側全体→奥歯→前歯の順に磨いていく。
3.全体をていねいに磨いたら、歯と歯の間、歯と歯茎の境目、歯と歯が重なっている部分、奥歯の噛み合わせを歯垢が残らないようにしっかりと磨く。

通常の歯ブラシに加えて、歯間フロスやヘッドが小さな歯ブラシも併用して使うのもおすすめです。

舌苔を専用のブラシで除去する

舌苔が口臭の原因となっている場合は、舌クリーナーを使って舌苔を取り除きましょう。

鏡で舌苔が付着している部分をチェックしたら、舌クリーナーを奥のほうに当てて手前に向けて引きます。舌苔をかき取るように3~4回動かしましょう。

ただし、力を入れると舌の粘膜を傷つける原因となるので、力を入れずにやさしく行うことが大切です。

また、舌専用のクリーナーを使用するほかに、はちみつを舌の上にのせ、転がすようにして舐めることで舌苔を浮き上がらせる方法もあります。

口の乾燥を防ぐ

唾液には口腔内の洗浄・殺菌・抗菌といった働きがあります。そのため、口の中が乾燥しやすいドライマウス(口内乾燥症)だと唾液の分泌量が減少し、口臭が起きやすくなります。

口臭を防ぐには、唾液の分泌を促すことが大切です。ドライマウスで悩んでいる方は、唾液腺マッサージを行って唾液の分泌を促しましょう。

舌下腺(ぜっかせん)マッサージ

舌下腺は下あごの先端のくぼみ部分にある唾液腺です。

1.両親指を揃えて、舌の付け根の辺りにある下あごのくぼみに当てる。
2.ゆっくりと押し上げるようにしてマッサージする。
3.10回程度繰り返す

顎下腺(がっかせん)マッサージ

顎下腺は、あごのラインの内側に位置する唾液腺です。

1.耳下から顎の先端に向かって5ヶ所程度、順番に親指で押す。
2.5回程度繰り返す。

ホワイトニングをする

歯のホワイトニング自体は口臭を改善するものではないものの、ホワイトニングを行うことで口臭が緩和することは珍しくありません。これは、ホワイトニング前に歯に付着した汚れや歯垢などを取り除いたり、ホワイトニングで歯に汚れが付きにくい薬剤を使用したりすることがあるからです。

また、ホワイトニングをきっかけに口腔ケアを意識して、今まで以上にていねいに歯磨きするようになる人も多く、それが口臭軽減につながることもあります。

とはいえ、ホワイトニングは高額なので難しい、忙しくて通う時間がないと感じている方もいるのではないでしょうか。

そんな方には、美歯口ホワイトニングがおすすめです。

美歯口ホワイトニングは、歯を白くするだけでなく、歯垢の除去や口臭を防ぐ効果も期待できます。また、他社と比べて低価格で、1回あたりの施術も短時間で済むので、忙しい方でも通いやすいのがメリットです。

まずはお近くの美歯口ホワイトニングを探してみてください。

美歯口ホワイトニングは、こちらからご覧いただけます。

まとめ

病的口臭は適切な治療が必要ですが、生理的口臭の場合は、唾液の分泌を促すといったことが口臭の軽減につながります。

まずは自分の口臭の原因を見極めて、原因に合った口臭対策を講じましょう。そうすれば、恋人とのキスにも安心して臨めるはずです。