第一印象が良い人は得することが多い
人は、最初に出会ったときの印象が頭に残りやすく、第一印象がよいと、その後もよい印象を持たれやすくなります。第一印象が大切とわかってはいるものの、「第一印象」が決まる要素を理解していないと、好印象を与えるための対策もとれません。
ここでは、第一印象が決まる要素についてご紹介いたします。
出会って3秒~5秒が勝負
第一印象は、出会って3秒~5秒で決まるといわれています。3秒~5秒は、初対面の方と顔を見合わせ、あいさつを終える程度の時間です。
特に、女性は男性よりも第一印象が決まるタイミングが早い傾向にあります。株式会社オーネットの調査によると、出会ってすぐに第一印象を決める男性が25.6%に対し、女性は31.3%※1という結果が出ています。
※1出典:「第一印象に関するアンケート調査」(株式会社オーネット)
目から入る印象を重視する人が多い
第一印象は出会って3秒~5秒という短時間で決まることから、視覚情報、つまり見た目が第一印象を決める大きな要素であることがわかります。
アメリカの心理学者アルバート・メラビアン氏によって発表された「メラビアンの法則」によれば、人がコミュニケーションを取るとき、「視覚」「聴覚」「言語」の3つの要素をもとに相手のことを判断しているとされています。そして、それぞれの要素が相手に与える影響の割合は、視覚55%、聴覚38%、言語7%です。
つまり、見た目が与える影響が、会話の内容や、声の聞き取りやすさよりも大きいのです。
先述しましたが、第一印象で良い印象を与えることができると、その後の関係性でも良い印象をもたれやすくなります。たとえば、好印象であれば、初対面の相手でも話を聞きたい気持ちになり、ビジネスチャンスや人間関係が広がっていく可能性があるのです。
テレビCMがその典型例で、イメージの良い人気タレントを起用したCMで商品を宣伝すれば、消費者の購買意欲をそそることができます。
人と良い関係を築きたい、また自分の話を聞いてもらいたいと感じているなら、まずは見た目を整えることが大切です。
第一印象が良い人は得をする!
ビジネスや恋愛など、人間関係において第一印象はとても大切です。人は自分が良い印象をもっている人と接点をもちたいと考えます。そのため、第一印象で好印象を与えることができると、相手とのコミュニケーションもスムーズにとりやすくなります。
営業マンであれば、お客様に信頼してもらいやすくなり、成約率もアップする可能性が考えられます。恋愛面でも気になる相手と交際に進展しやすい、好条件の相手から声をかけてもらいやすいといったメリットもあります。
第一印象を良くするためにやっておくべき7つのポイント
第一印象が決まる条件や、重要性をご紹介しましたが、第一印象を良くするにはどんなポイントを意識すればよいのでしょうか。
ここからは、第一印象を良くするために必要な7つのポイントを紹介します。
1.身だしなみを整える
第一印象をよくするには清潔感が大切です。まずは身だしなみを整えましょう。きちんとブラッシングして髪を整え、アイロンを掛けたシワのない衣服を着ていると清潔感が出ます。
第一印象には見た目が大切といっても、おしゃれを頑張る必要はありません。服装やメイクはTPOに合ったものにしましょう。
ちょっとしたパーティーであれば、ドレッシーなワンピースにラメなどを使ったキラキラメイクでも華やかで良いですが、ビジネスのシーンでは派手なメイクや服装はNGです。
加えて、衣服にはシワがないか、汚れがないかチェックして、不潔な印象を与えないように気を付けます。靴もきちんとお手入れしたものを履きましょう。
2.笑顔であいさつをする
笑顔であいさつをされて、悪い印象をもつ人はほとんどいません。初対面の人との会話に自信がない人でも、笑顔で接することを意識してみましょう。口下手でも笑顔で柔らかい表情をしていると、第一印象は良くなります。
また、明るい声を心がけることも大切です。相手に向かって声を飛ばすイメージで「ソ」の音のトーンを意識すると、明るい声が出しやすくなります。明るい声であいさつすると、相手も気持ちが良くなり、好印象を抱かれやすいです。注意点としては、「ソ」のトーンでずっと話し続けると、単調になってしまいます。会話の最初を「ソ」から始めるようにするのがポイントです。
また、初めての人相手だと緊張して早口になってしまうという人は、落ち着いてゆっくり話すことを意識しましょう。
3. 姿勢を良くする
姿勢を正すことは、堂々とした雰囲気を醸し出し、周囲に自信を持った印象を与える重要な要素です。背筋を伸ばし肩の力を抜き自然な姿勢を保つことで、第一印象の好感度が大きく向上するでしょう。また、姿勢が良いと、呼吸が深くなりやすく、声の響きや発声も改善されます。このため、声がよく通るようになり、相手に自分の話がしっかりと届きやすくなります。
特にビジネスシーンでは、姿勢の良さは「自信がありそう」「礼儀正しそう」といった印象をもたらしやすいため、スムーズにとコミュニケーションを取れるようになるでしょう。第一印象を良くするために、普段から正しい姿勢を意識することが大切です。
4. ハキハキと話す
相手に好印象を与えるためには、話し方の工夫も必要です。「明るい声」で「ハキハキと」話すと、信頼や親しみを感じてもらえます。会話の際、声が暗く小さすぎると元気がない印象を与えることが多く、第一印象としてはマイナスになりがちです。
また、話すスピードにも注意が必要で、理想的な速度は1分間で約300文字前後と言われています。このくらいのスピードで話すと、相手に聞き取りやすい印象を与え、落ち着きがありつつも意欲的な印象を残せます。
話すスピードが速すぎると落ち着きのなさを連想させ、ゆっくりすぎると頼りない印象を与える場合があります。第一印象を良くするためにスピードやトーンを意識し、相手が心地よく聞ける話し方を心がけると良いでしょう。
5. 丁寧な言葉遣いを身に付ける
丁寧な言葉遣いは、相手からの信頼を得るための重要な要素です。言葉遣いが礼儀正しく、丁寧であると、「誠実そう」「人柄が良さそう」「気遣いができる人」という評価をされやすくなります。例えば、初対面の人に対しても敬意を込めて丁寧な言葉を使うことで、円滑なコミュニケーションが可能になり、相手もこちらに対して礼儀を持って接してくれるようになるでしょう。
このような丁寧さは、特に初対面での第一印象において、相手に信頼される基盤を築きやすくなります。丁寧な言葉遣いを意識し、自分の伝え方にも配慮をすることで、好印象を与えやすくなるでしょう。
6. ニオイに気を配る
ニオイは、相手に与える第一印象の要素のひとつとして影響力が大きいです。香りやニオイは、脳の感情や本能に関わる「大脳辺縁系」にダイレクトに届くため、強く記憶に残りやすい特徴があります。
例えば、清潔感のある爽やかな香りをまとっていると、自然と相手に安心感を与え、好印象を持ってもらいやすくなります。一方で、不快なニオイがあるとその印象が強く記憶に残り、関係性にも悪影響を及ぼしかねません。
また、日常的な香りのケアとして、体臭や口臭への対策、季節や環境に応じた香水や消臭剤の使用も有効です。第一印象を良くするために、自分のニオイに気を配り、適切な香りを選ぶことで相手に心地良い印象を残せるでしょう。
7.歯をきれいにする
笑顔になると自然と見える歯ですが、歯がきれいだと第一印象が格段に良くなります。実際、「笑顔が素敵だな」と感じる人には、歯がきれいな人が多いのではないでしょうか。
インビザライン・ジャパン株式会社が、トビー・テクノロジー株式会社の協力のもとに実施した調査によると、歯並びが悪い人は歯並びがいい人に比べて、笑顔を作った際に口元や歯を見られる時間が長くなり、印象が悪くなってしまうと報告されています。※2
相手に与える印象も大切ですが、歯並びがよく、白くてきれいな歯だと自分に自信がもてます。すると、笑顔の際に歯を見せることへの抵抗が少なくなり、初対面の方とも自信をもって話せるようになることも考えられます。
歯の黄ばみや黒ずみはホワイトニングで、気になる歯並びは歯の矯正で、きれいに整えることができます。
どちらも費用が掛かりますが、第一印象に歯が大きな影響を与えることを考えると、ホワイトニングや歯の矯正に取り組んでみる価値はあります。
※2出典:「<人は本当はどこを見ているのか?歯並びと笑顔の関係を“視線追跡”調査>」(インビザライン・ジャパン株式会社)
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まとめ
メラビアンの法則によると、第一印象は出会ってから3秒~5秒の間に決まるといわれています。さらに、会話の内容よりも、見た目で判断される要素が大きい傾向にあります。そのため、服装などの身だしなみに力を入れ、清潔感をもつことが大切です。
また、人は笑顔の人には好印象をもちます。特に、ここぞという大事な場面では、笑顔を意識することも忘れないようにしましょう。